大阪のベイエリアと言えば南港やUSJを連想しますが、天保山のある港区も立派なベイエリア。
今回は都合で港区の弁天町に宿泊することになったので、散策してみました。
しかし弁天町だとベイエリアと言うには、海までそこそこ距離があります。
駅前にそびえたつバブルの塔
弁天町駅前には大阪ベイタワーとクロスタワー大阪ベイがあります。
かつてORC200と呼ばれた大阪ベイタワーは1993年に竣工。
大阪市内西エリアの発展の起爆剤として期待されていましたが、バブル経済崩壊の典型的な影響で莫大な負債を抱えました。
現在は運営会社も変わり、2018年から大阪ベイタワーと名前を変えて再出発しています。
高さ200mの威容は健在で、中もリニューアルされています。
クリスマスは過ぎていますが、中庭スペースにツリーのようなオブジェがありました。
ホテルもアートホテル大阪ベイタワーに変わり新しくなっています。
今回ビジネス目的の宿泊なのでここには泊まっていませんが、2人で2万円~なので中心部と比べリーズナブルだと思います。
まだ空き店舗は目立ちますが、空庭温泉などの気になる施設も入っています。このまま盛り上がると良いのですが。
駅周辺から広がる高層住宅街
弁天町自体はJR環状線と大阪メトロ中央線が両方使える便利な場所です。駅すぐ近くは高層マンションも多く、都心の住宅地といった感じです。
私の主観ですが駅の東と西、つまり環状線の内と外で少し雰囲気が変わる気がします。
環状線内側の方が高層のマンションが多いような気がしますし、若干家賃相場も高い気がします。
ついでにハザードマップを確認すると、JRの駅より西側の方がより津波リスクが高くなっています。
また東側でも歩いていて意外に小さな坂、つまり高低差があります。
港区のほぼ全域が埋め立て地で、江戸時代まではなかった地なので災害大丈夫なのでしょうか。
駅から離れて散策
意外に一方通行が多いので、車だと少し悩むかも。
駅前には居酒屋などもありますが、昼間なのでやってません。
海までは歩ける距離ではないので、とりあえず安治川を目指してみます。
もうこの先は港区を出て西区に入りますけど。
10分も歩くと安治川沿いに到着、一気に港付近の倉庫街の雰囲気になりました。
ネットで覆われた廃ビルには悪の組織のアジトがありそうです(妄想です)。
現役で活躍する安治川トンネル
川沿いを歩くと見えてくる建物があります。
これこそが安治川トンネルです。
エレベーター又は階段を使い、地下の通路まで下りる事ができます。
地下に降りると長い長い通路が続きます。安治川の下を通り、JR西九条駅の手前に出ます。
自転車も押して通れますので、通勤通学のルートとして重宝されているそうです。
実際歩行者の通れる橋は中之島の手前か43号線の側道しかないですし、かと言って43号線の側道は渡るにはかなり怖いので徒歩ならトンネル一択だと思います。
都心の下町九条に到着
安治川トンネルのすぐ南には九条の駅前商店街の入り口があります。
雨の日もあまり濡れずに大阪メトロ中央線九条駅までたどり着けます。
大阪メトロと言いますが、この九条駅からは高架になっており地上を走っています。
木津川を挟んで変わる西区
西区ですが木津川の東西でかなり雰囲気が違います。
東側の堀江地区はおしゃれなショップやカフェが多いエリアです。西側の4丁目はまだ高層マンションの並ぶ住宅地ですが、四ツ橋駅付近の1丁目は大阪市内でも有数のトレンドエリアです。
対して西側の九条エリアは下町の雰囲気の色濃いエリアです。
ローカル感満点の立ち飲み屋さんや、ガンバレルーヤのよしこさんが昔バイトしていたスナックも健在のようです。
日は暮れましたが時間が早いので、まだ人は少ないです。
中心部に用がないなら利便性の高いエリア
梅田や心斎橋などの中心部までは少し距離がありますが、特に用がないなら便利な場所です。
USJは近いですし、43号線があるので車での利便性も悪くありません。京セラドーム大阪はギリギリ徒歩圏内です。
今回中心部のホテルが高騰していたので弁天町に宿泊しましたが、かなりお手軽に宿泊できました。
人混みが無いのも良いです。
ちなみに電車でUSJに行かれる際は安治川トンネルを通って西九条からも行けますが、途方もなく歩くことになるので弁天町から乗ることをお勧めします。