多くのツアーやガイドブックで紹介されている三大寺院をはじめ、バンコクには数多くの寺院があります。歴史的価値が高い寺院や装飾が有名な寺院も多くそれぞれに見どころがあります。
日本のお寺とは全く雰囲気が違いますので、ぜひ訪れてください。
最も有名な三大寺院
巨大涅槃物ワットポー
巨大な仏像とマッサージの名所。
ワット・ポー(Wat Pho)は、その巨大な寝そべる仏像で有名です。長さ46メートルの仏像は、見る者に圧倒的な存在感を与えます。また、ワット・ポーはタイ古式マッサージの起源としても知られており、その技術は世界中で高く評価されています。寺院内にあるマッサージ学校では、伝統的なマッサージを受ける事ができます。
時間の関係でたくさん回れない方は、とりあえずこのワットポーをおすすめします。
涅槃仏は想像より巨大でインパクトがあり、見るだけでも満足感があります。大きすぎて写真に写すのも大変です。
もちろんタイマッサージの総本山ですので、マッサージを受けることもできます。
王室寺院ワットプラケオ
仏教の至宝ともいえるエメラルド仏が祀られており、その美しさには言葉を失うほどです。また、周囲にはカラフルで細密な彫刻が施された寺院や仏塔もあります。
旅行会社のパンフレットには王宮が隣接しているので「王宮」と呼んだり、本堂の仏像の色から「エメラルド寺院」と書かれてたりします。英語では「グランドパレス」と呼ばれています。
ちなみに王宮には今は王様は住んでいません。個人的には京都御所に近い感覚だと思っています(期間限定で公開してますし)。
回廊の壁画や仏像など見どころは多いのですが、ある程度予備知識がないと眺めただけに終わりますのである程度の予習をおすすめします。
豆知識ですが、このワットプラケオにはお坊さんがいません。王室の式典用寺院になっています。
ワットアルン
「暁の寺」と呼ばれる寺院です。大きな白い仏塔が有名です。
チャオプラヤ川にそびえ立つ仏塔は、バンコクのシンボルの一つです。特に夜に訪れると、ライトアップされた幻想的な姿が美しいです。
寺院の壁には陶磁器の破片が使われており、独特な模様が広がっています。また、仏塔に登ると、バンコクのパノラマビューを楽しむこともできます。夜のロマンチックな雰囲気を味わいたい方におすすめの場所です。
前回私が訪れた際は工事中でした(現在は完了しています)。
三大寺院への行き方
ワット・ポーへは地下鉄MRTサナームチャイ駅から徒歩で行けます。
ワットプラケオはワット・ポーのすぐ北にあるのですが、一つ一つが広大なのでかなり歩きます。
チャオプラヤー・エクスプレスボートだとそれぞれ近くに最寄りの船着き場があります。ワットアルンは対岸ですので、ボートに乗る必要があります。
個人で移動するなら主にボート移動になると思います。
個人で行く場合、帰りにこの周辺でタクシーを拾おうとすると悪質なので注意してください。
タクシーは行きのみ利用して(乗車時にメーターを使いうように言ってください)ワットプラケオに行き、帰りはワットポー付近の最寄からMRTに乗車するのがが良いと思います。
その他の寺院
三大寺院以外にもたくさんの有名な寺院があります。それぞれが魅力的で知名度も上がってきています。
ワットトライミット
中華街の近くににある黄金仏像が有名な寺院。ご利益が非常に高いそうです。
黄金仏像は廃寺の中に漆喰で覆われて隠されていたそうで、誰が作ったかわからないそうです。
中華街の歴史博物館も併設されていますので、中華街にお越しの際にはぜひご一緒に。
MRTファランポーン駅から歩けますが、トゥクトゥクなどの利用も可能です。
ワットパクナム
近年インスタ映え寺院として有名になってきました。周辺もローカルな雰囲気なので街歩きに魅力的です。
BTSのWutthakat駅から徒歩だと20分ぐらいになります。MRTのBang Phai駅からだとかなり細い路地を通るのでやめた方が良いでしょう。
知名度の上昇とともにツアーもかなり増えてきたので、慣れない方はツアーの方が良いと思います。
ワットサケット
ちょっとした丘の上にある寺院です。仏塔のある屋上はとても眺めが良いです。古い町並みのあるエリアにあるので、都心部の高層ビルとは若干異なる景色を楽しめます。
MRTのSam Yot駅から15分ぐらいは歩きます。不便なせいか日本人観光客は少なめとの噂。
寺院を訪れる際は身だしなみにご注意ください。露出度の高い服装やあまりにだらしない服装は入場できません。入口でチェックしています。へそ出しや短パン、ノースリーブもアウトです(ワットプラケオなどには有料ですが、レンタル衣装もあるそうです)。
また、大声で騒いだりするのはマナー違反。真剣に祈りをささげている人も居ますので、邪魔にならないようにしてください。