「やっぱり素通りでですか?」等自虐っぽい広告が面白い岡山県。
じゃあゆっくり回ってやろうと思い訪れました。
そこそこ都会な岡山駅周辺や有名観光地の倉敷などはあえて行きません、渋滞を避けて岡山の中でもローカルな場所を目指してみます。
日本一の駄菓子屋
まずは以前から気になっていた瀬戸内市の「日本一の駄菓子屋」に。
岡山の地方を巡るには車でないと不便なので車で移動、瀬戸内市なのに海に目もくれず山の中に入ります。
どのICや駅からもかなり距離があるので、行く時はしっかり調べて行かないと困るかも。
お店のホームページにアクセスが書いてありますが、グーグルマップ等で事前に曲がる交差点は確認した方が良いです。
ナビ任せにすると超細い道を案内されそうですし、何もない農村をしばらく走るので不安になるかも。
周辺は海の近くとは思えないぐらいの山に囲まれた農村と言った感じ。

パッと見は物流倉庫のような場所で、駐車場はかなり広く午前中だったので余裕で停めれました。
店内も倉庫に商品を並べた雰囲気で、アウトレット感をそそります。
価格はあまりアウトレットではなかったけど、種類は豊富であまり見かけないのもあります。
まとめ買いで安く買うと言うよりは、小さいのを色々買って楽しむ感じですかね?駄菓子屋さんですし。
店内はかなり混雑していたので、写真は自粛します。
海にではなく「山にねむるダイアモンド」?
駄菓子屋さんを出たら北上してみます。
途中備前焼の本場の備前市がありますが、あまり興味が無いのでスルーして更に北上。
偶然見つけた柵原ふれあい鉱山公園に寄ってみます。
ここ凄く良かったです!
田舎の施設ってすぐ「ふれあい」とか付けたがるんですよね・・特に期待せずに到着すると、これが驚き!田舎とか言ってすいませんでした。

まず到着すると旧片上鉄道の駅舎が保存されており中も見学できます。
廃線なので堂々と線路を歩けますが、停まっている列車は施錠されていました。
周辺には撮影している人を見かけます。


鉱山内で使用されていたと思われるトロッコも展示されています。


これで暗い坑道を走っていたのかと考えたら・・恐ろしい・・
ここだけでノスタルジーを感じれますし、好きな人にはここまでで十分かもしれない公園です。
ちなみにここまでは無料です。
駐車場も無料でした。
驚きの鉱山資料館
ここからが本番の鉱山資料館、入場料は大人で520円で団体割引もあるみたいです。
順路を進むと・・おや?

「博物館」と思っていた予想を裏切り、昭和な雰囲気が見えて来ます。そのまま進むと・・驚きの展開が・・え、かなり凄いんですけど。



何と小規模ですが昭和の町並みが再現されていて、鉱山が栄えていた頃に迷い込みます。
初めて見たのに懐かしい光景にタイムスリップしました。
ちなみに梅田スカイビルの地下みたいですが、セットだけでお店は営業していません。



民家やホルモン屋さんの中も再現されており、中を覗くと人感センサーで当時の人々の会話が聞こえてきます。
家の中では家族の会話、ホルモン屋さんではおっさんが飲んでる会話が聞こえます。
ドラマで見た軍艦島の生活をちょっぴり見学した気分になりました。
規模は小さいのですが、軍艦島は上陸しても少ししか見学できませんしこれはこれで全然ありです。

上を見ると夕焼けに染まる鉱山が・・
エレベーターで地下に
エレベーターで地下に向かいますが・・・うん?なんかエレベーター遅くない?変な音も聞こえるし・・かなり演出されています。

バーン・・エレベーター降りたらいきなりこれです。鉱山の中に来てしまいました。



特に動きませんが、掘ってる人も居ます。
当時リアルに命がけの仕事だったんだよな・・そんなのがよくわかります。
一部背景は写真ですが、それでもよく作りこんでます。



使用されていた道具も展示されています。
鉱山内部がわかる模型や、歴史がわかるシアターもあるのでかなり勉強になります。
昭和天皇も訪問されていたようで、当時の写真など展示されています。
かなり昭和の産業史の勉強になると思います・・勉強したいかどうかは人それぞれですけど。
超穴場かもしれません
ちょっぴり30分程度のつもりが、ずいぶん長居をしてしまいました。
マイナスポイントはアクセスで、とりあえず車でないと不便な上車でもICや市街地からそれなりに距離があります。
また、周辺で飲食店なども見かけた記憶がないので、北上して津山市又は美作市(湯郷温泉街)まで行くのが無難と思います。
駅舎周辺で撮影している人はいたのですが、博物館内はガラガラ・・歴史に興味なくても550円の価値は十分あると思うのでもったいないです。
ちなみに備前市周辺から気づいたのですが、旧片上路線跡がサイクリングロードになっていました。
トンネルとかもあったし雰囲気よさそうですが、看板見たら全長30㎞あるそうで完走する自信がありません。